準備と学習会を重ね、迎えた当日。
天気は波乱含みで、夜には強風に見舞われっることがわかっていましたから、テント泊を諦め、センターにもどって宿泊する計画としました。
5時半起床、6時半出発、辰野町のほたる童謡公園まで1時間ほどかけて移動し、そこがスタートです。
13人の園生と2人のゲスト(大石家のこどもたち)、お手伝いお姉さん2名と相談員3名の総勢20人のチームで、自転車ツーリングキャンプスタートです。
こどもたちは交代で休憩しながら、自転車を漕ぎます。
およそ2キロを1ターンとして進みます。午前中は晴れていますが、午後から雨、風、雷の心配があるので、かっぱはいつもすぐに取り出せる支度で活動しました。
自転車練習のかいがあり、ルールをよく守って自転車を扱うこどもたち。写真にはありませんが、合図の出し方もさまになっています。
こんな感じで休憩のこどもたちにはげまされ、自転車の旅は続きます。
晴れ間はのぞくものの、アルプスの山並みは雲の中。でも子どもたちの真剣な表情とターン毎に見せる笑顔が輝くツーリングです。
天竜公園に到着したのは10時40分ころ。いいペースです。ここでおやつタイム。
できれば正午台に伊那市役所に到着したいところです。ここからは1ターン3キロとなります。
途中でチェーンが外れる小さなトラブルがありました。それと、だんだん風が強くなってきて、それも向かい風なので進行がにぶります。
伊那市役所の公園でお昼ご飯を食べられたのは13時をまわっていました。
ここでうれしい!!教頭先生登場。
応援にかけつけてくださいました。差し入れもしてくださいました。
感謝の笑顔はじけるこどもたち。
ターンとターンの間では休憩をとり、ごらんのように四つ葉をたくさんみつけることができた場所もありました。
伊那市役所出発は14時となりました。雨がぱらつきはじめました。かっぱは上下とも着ることとしました。雷が少しごろごろとしました。風は相変わらずです。正直、子供たちには厳しい状況です。
ここでみんなで話し合い、確認した方向性は、
1.駒ケ根市のかっぱ公園(例年だと、テントを張るところ)を目指す。
2.風雨や雷の状況によっては、全員車に入って難を避ける。
のふたつでした。
正直スタッフは、いつでも全員が撤退できる準備は(最初から)しています。
幸い雨はそれほどひどくならず、ふったりやんだり。天気は悪いなりにもなんとかもってくれている感じです。
3ターンを経過し、無事かっぱ公園についても、こどもたちは元気元気。
15時40分着ということで、この3ターン、がんばりました。
この先6キロほどのところが、例年の一日目ゴール地点です。
「どうする?」
「いこう」
「いこう」
ということで、行くことになりました。きっともう終わりにしたいという気持ちもあっただろうに、がんばることを選択したこどもたちです。すごい。
天竜川沿いを走り、少し山側に入ってさらに進みます。山側を走るので上り坂が目立ちます。最終盤の上りは脚にきます。無理せず、自転車から降りて押す子もいます。がんばってペダルをこぎ続ける子もいます。先頭としんがりでこどもを見守るお姉さんたち、そしてスタッフ。到着の時には、もちろん笑顔がこぼれます。
よくがんばりました。
例年ならここから日没と競争するようにテントを張るところですが、今日はこれで(残念ですが)センターに戻ります。
テント泊は、またいつか必ずやろうねと言い合いつつ、車で浪合へ。
そのころには、すごい雨と風になっていました。ああ、よかった。
駒ケ根で入浴と夕食をすませ、センターにもどって今日の片づけと明日の準備(朝食のおにぎりづくりもしました)をして、みんなで(男女は座卓で区切ってそれぞれに相談員がついて)大広間でテントマット、寝袋をつかって寝ました。これは、災害心配時の就寝の練習も兼ねています。またこの日は片づけと準備以降は、停電訓練も兼ねて、天井の照明は消してランタンの明かりをたよりに一晩すごすことにしました。
8時半に寝袋に入り、すぐに寝息が聞こえました。
よくがんばった1日でした。明日は再び自転車を置いた場所まで行ってのスタートになりますから、起床は4時半です。厳しい日程になってしまいますが、がんばりましょう。
おまけ・・・ちゃり部だyo! の休憩中のこどもたち。
くずてつ