NPO法人なみあい育遊会 新・浪合通年合宿わくわく日記

浪合通年合宿は、今年第31期です。山村留学の様子を毎日、お伝えします。

モリアオガエルの産卵見学

今日は木曜日、浪合スポーツクラブの日。

くずてつはセンター当番だったのでみんなが帰ってくるのを待っていたのですが、なかなか帰ってきません。遅いなーと思っていたのですが、それもそのはず、帰りにモリアオガエルの産卵の様子をみんなで観察してきたようです。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、日本ではモリアオガエルシュレーゲルアオガエルの二種のみ泡塊状の卵を産卵します。水中や畦に産卵するシュレーゲルとは違い、モリアオガエルは樹の梢に産卵します。したがって生息している地区ではよく目だち、観察しやすいものです。不思議なことに、モリアオガエルが産卵した卵の下には、絶対に水たまりがあります。孵化したオタマジャクシが落下するわけですが、そこに水があるように、ということなのでしょうね。

梅雨の風物詩ともいわれていますが、なるほど梅雨入りの今日に、盛んに産卵しています。どこかで求愛のため呼び合っている声も聞こえてきます。鳴き声は こんな かんじです(リンクをクリックするとyutubeがひらきます)。

背中に柄があるタイプとないタイプがあります。調べてみると、日本海側は柄がない個体が多く、太平洋側は柄があるタイプが多いようです。浪合では柄入りが多いかな。

食後はこちらもよく見かけるようになったヘビについて、学習しました。

アオダイショウ、ヤマカガシ、マムシといった、浪合でも見かけることがあるヘビを紹介し、その性格や毒の有無、危険性についてや、家の主といわれることがあるアオダイショウについて、なぜそうなのかといったことなどを説明しました。

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むやみに触ろうとして事故にならないようにしてほしいことと、嫌われることが多い生き物だけど、人にとってありがたいこともあるんだということ、それと少し、生き物の生き残り戦略にも言及してみました。

東京アラートが解除されましたね。段階的に、元のくらしに近づいていっています。新しい生活様式も必要だとわかっていますが、一日も早く、本当にこの騒動が収まってくれることを祈ります。

そして、梅雨入りです。

洗濯物がかわきにくくなるな>< 草も伸びるんだよね><

でも、畑の作物はうれしそうに見えました。作物も、ぐんと伸びる季節がきた、ということですかね。

くずてつ

 

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2004年からブログを続けています。2019年1月、ブログサービス乗り換えにより、「新」をつけました。